くノ一ツバキの胸の内
あらすじ
人里離れた山の奥深くで、とあるくノ一集団が暮らしていました。その集団の名は、あかね組。個性豊かなくノ一たちが複数の班に分かれ、互いに切磋琢磨しながら己の術を磨いていたのです。そんなあかね組には、“男性との接触禁止”という、絶対に破ってはならない鉄の掟がありました。
あかね組・戌いぬ班の班長である見習いくノ一のツバキは、組の長おさも認める忍術の使い手で、周囲からも信頼を寄せられる筆頭格でした。
しかし、ツバキにはどうしても気になることが。それは、これまで見たことも、触れたこともない“男”のこと。一度、お会いしてみたい――
考えれば考えるほど、止まらない胸のうずき。あぁ、このキモチ、どうしたら良いのですか!?