エリアの騎士
あらすじ
主人公の逢沢駆(あいざわ・かける)は名門・鎌倉学館中等部サッカー部マネージャー。同サッカー部のキャプテンでU-15日本代表の司令塔(MF)としても活躍する兄・傑(すぐる)に憧れていながらも、精神的な弱さが災いしマネージャーという役割に甘んじていた。それでも傑は駆の“ストライカーとしての才能”を信じ、将来はワールドカップという大舞台で自らの“ラストパス”を弟につなぐことを夢見ていた。また、アメリカから帰国した幼馴染の美島奈々(みしま・なな)も二人を見守り、時に駆を励ましていく。 しかし、そんな兄弟に交通事故という不運が襲いかかる…。脳死となり、15年の生涯を閉じることになった兄・傑から心臓を移植された駆。亡き兄・傑の「世界を目指す」という夢をかなえるため、プレイヤーとして江ノ島高校サッカー部に入部。全国大会、そして世界を目指してサッカー部の仲間とともに、弱かった自分と戦いながら成長していく…。