© 2015 宇野朴人/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/「天鏡のアルデラミン」製作委員会

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン

あらすじ

精霊が実体として存在し人間のパートナーとして共に生きる世界。「カトヴァーナ帝国」の少年イクタ・ソロークは、昼寝と徒食と女漁りに精を出し、日々を怠けながら過ごしていた。イクタは、軍部の名門イグセム出身の昔馴染みの少女ヤトリシノと、国立図書館司書のポストを交換条件に彼女の首席合格をサポートする約束を交わし、高等士官試験に臨むことになる。
しかし、イクタたちが乗る二次試験の会場へ向かう船が嵐によって沈没してしまう。ヤトリや同じ受験生と共に脱出船に乗り込んだイクタだったが、そこで溺れている少女を助けることになる。嵐が過ぎなんとか陸地に流れ着いた面々だったが、そこは帝国と戦争状態にある隣国「キオカ共和国」の領土だった。そしてイクタが救った少女は、帝国第三皇女シャミーユであることが分かり、このままキオカ共和国に捕まるわけにはいかない状況となってしまう中、キオカ軍の偵察隊に見つかり絶体絶命かと思われた時、イクタの機転と活躍によってその場を脱し、さらに彼の並はずれた知略によって、仲間たちとシャミーユ皇女とともに帝国に帰還することまで成し遂げてしまう。
本国に帰還したイクタは仲間たちとともに、『帝国騎士』の称号を与えられ、絶対になりたくないと思っていた軍人と貴族、そして、英雄になってしまう。さらにシャミーユ皇女に、帝国では異端とされる科学の徒「アナライの弟子」であること、そして、帝国史上屈指の名将にして命令無視により獄中死したバダ・サンクレイ大将の息子であることを知られたことで彼の人生は一変し、いやがおうにも戦争へと関わることになってしまう。

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