2025.09.12
「僕のヒーローアカデミア」から学ぶ心理学ライフハック!デクのノートと爆豪の怒号に隠された“無意識の成功法則”
緑谷出久が命がけで取った“観察ノート”は、実は心理学的に最強の勉強法だった?

第1話から強烈なのが、デクの「ヒーロー分析ノート」。爆豪に燃やされても何冊も書き溜めてきたあの姿は、心理学でいう「セルフモニタリング」と「観察学習」の実践そのもの。相手の行動を細かく記録し続けることで、自分の成長につなげる方法です。例えばデクがヴィランの動きを記録するのは、自分が戦う際のシミュレーションにもなっている。これ、勉強や資格取得、スポーツ練習、果ては推し活にまで応用可能。小さな積み重ねが自己効力感を底上げする典型例です。
爆豪勝己の“怒鳴り声”は、ただの癇癪ではなく心理学的ストレス解消法だった!?

常に「クソデク!」と叫び散らす爆豪。耳にはうるさいけれど、その行動は心理学でいう「カタルシス効果」の好例。怒りや不安を外に出すことで心の均衡を保つ仕組みです。彼の爆発的な叫びは、戦場での集中力を高める一種のリセット行動でもある。実生活で真似すると人間関係は爆散しますが、一人カラオケや運転中の独り言に置き換えれば安全に実践可能。爆豪の怒号は、実はストレス社会を生き抜くヒントになるのです。
トガヒミコの“血まみれの愛”は、恋する人間なら誰もが一度は体験する心理現象の極端な姿だった!?
好きな人の血を取り込み、その姿に変身するトガの“歪んだ愛”。これを心理学的に見ると「投影同一視」にあたります。相手を強く愛するあまり、「自分と完全に同じになりたい」と願う心理現象です。現実世界では「好きな人の趣味に染まる」「口癖や仕草が移る」といった形で現れます。トガはその極端なケース。だからこそ恐怖と同時に妙な共感を呼ぶのです。愛情の裏側に潜む「同一化の欲求」を、彼女は血で表現しているだけなのかもしれません。

まとめ
『僕のヒーローアカデミア』は、バトルや友情だけでなく心理学的視点でも多くの気づきを与えてくれます。デクのノートは「観察学習」の極致、爆豪の怒号は「カタルシス効果」、トガの愛は「投影同一視」。こうした心理学的読み解きで作品を振り返ると、日常を変えるヒントが隠されていることに気づけるはずです。あなたの中の“個性”も、心理学を通して少しだけプルスウルトラにできるかもしれません。


僕のヒーローアカデミア
©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
超能力なんて夢物語…そう思われていた時代は終わった!
中国で「光る赤ちゃん」が生まれたニュースをきっかけに、世界は一変。人口の8割が“個性”と呼ばれる超常能力を持つ、まさにヒーロー漫画そのままの社会が誕生した。
だが、力あるところに必ず“悪”あり。個性を悪用するヴィランが次々と現れ、街は混乱の渦に。そんな世界を守るのが、正義の象徴“ヒーロー”たちだ。
そして物語の中心にいるのは、何の能力も持たない“無個性”の少年・緑谷出久(デク)。ヒーローに憧れるだけの落ちこぼれだった彼が、伝説のNo.1ヒーロー「オールマイト」との出会いをきっかけに、運命を大きく動かしていく!
友情、ライバル、師匠との絆、そして恐るべきヴィランとの死闘。泣いて笑って胸が熱くなる、新世代の王道ヒーローアクション!
これが世界を熱狂させた――『僕のヒーローアカデミア』だ!
作品紹介を見る
この記事での使用素材は以下に帰属します
©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会