心理学

2025.10.12

職場がカオスでも幸せになれる!? 『WORKING!!』に学ぶ“職場ストレス心理学”

「ツッコミが追いつかない職場」にこそ、メンタル安定の秘密がある!?混沌が、意外にも“幸福ホルモン”を刺激していた!?

ファミレス「ワグナリア」では、常識が通用しません。
でも実は、これが心理的にめちゃくちゃ良い職場なんです。

心理学でいう「カオス耐性(ambiguity tolerance)」──不確実な環境でもポジティブに生きられる力。
つまり、変人ばかりの環境で笑える人は、メンタル最強

上司がケーキを食べ続けても、同僚が刀を持っていても、笑って働けるならそれは幸福。
『WORKING!!』は「職場ストレス=ギャグに変換できる」という人生の真理を教えてくれます。

恋が進まない? それ、“吊り橋効果”じゃなくて“厨房効果”かもしれない。

厨房で恋をする佐藤くん、報われないけど諦めない。
これは心理学でいう「ミラー効果」──相手の行動を模倣することで親近感を得る現象です。

彼は八千代が作るパフェを見て、同じように甘い言葉を用意してるんです。
でも届かない。届かないけど、努力してる自分に報酬系ドーパミンが出てる

つまり、恋の進展がなくても脳内では「幸福」なんです。
愛って、成就よりも“追う”ことで脳が満たされる。
『WORKING!!』は、恋の停滞期すらエンタメ化する心理教材なのです。

「ちっちゃくないよ!」は自己肯定感の叫び。“身長より心を伸ばす”自己受容学。

身長をイジられても笑顔で返すぽぷら先輩。
この姿勢、心理学でいう「リフレーミング(再定義)」の教科書的実例です。

コンプレックスを“ネタ”に変えると、笑いが自己防衛になる。
つまり、自己受容の第一歩はギャグにすること

SNSでも「#ちっちゃくないよ選手権」が開催されるほどの愛されキャラ。
彼女を見ていると、劣等感もネタにして生きた方が世界が明るく見える気がしてくる。

「笑いとストレスは比例しない。むしろ反比例する」──
ワグナリアが証明した、“笑いの免疫心理学”。

どんなに理不尽な職場でも、笑えるうちは大丈夫。
暴力もサボりも、ツッコミも、全部まとめて“癒やし”になる不思議な世界。

『WORKING!!』は、「働くってめんどくさいけど、笑えればそれで勝ち」という現代社会の処方箋。
見るだけでちょっと仕事がマシに思える、“ギャグ×心理学”の奇跡的アニメです。

作品紹介

WORKING!!

©高津カリノ/スクウェアエニックス・「WORKING!!」製作委員会

北海道のファミレス《ワグナリア》で繰り広げられるのは…
“日常”とは思えないほどカオスな職場コメディ!?
バイトの動機は「小さいものが好き」な変人高校生・小鳥遊くん。
そこに集うは、暴力系ヒロイン、刀を愛でるホール係、情報ダダ漏れ男、サボり店長…。
接客するよりボケ倒す店員たちにツッコミが追いつかない!
恋も友情も女装も、全部ファミレスに置いてきた――!?
これは働く人間たちの“成長物語”…というより、「絶対に真似してはいけないファミレスバイト」のお手本です。

作品紹介を見る

この記事での使用素材は以下に帰属します
©高津カリノ/スクウェアエニックス・「WORKING!!」製作委員会

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